初日は暖かい陽射しがそそぎ二日目はあいにくの天候ではありましたが、素晴らしい環境の中、3月29日・30日の両日でかいつぶりカップ少年サッカー大会が開催されました。「小学生たちにとって一生の思い出に残るような素晴らしい大会にしよう」を合い言葉に、比叡山高校サッカー部は準備から後片付けまで精一杯お手伝いさせて頂きました。結果は仰木が準優勝、里東が4位と地元のチームが素晴らしい結果を残してくれました。
ひたむきにボールを追う。球際、局面での激しいぶつかり合い。お互いの意地。勝ちたい思い。仲間に対する励ましの声。子供たちはピッチの中で、共に戦う仲間のために、出場できない仲間のために、観戦に来てくれた親のために、導いてくれた指導者のために全力でプレーしていました。何より印象に残ったのが、負けてしまったチームの立ち居振る舞いです。負けたチームは本当に悔しそうで涙を流している子供もいました。しかし負けた選手も、指導者も、観戦している保護者の方も勝ったチームを称え、拍手をおくる。負けたことに言い訳をすることなく、審判のせいにするわけでもなく、誰かの、何かのせいにするわけでもなく負けたことを見事に受け入れて次を見据えていました。まさに「グッドルーザー」でした。子供たちがそのような立ち居振る舞いをみせるのは、優秀な指導者や愛情あふれる保護者の方に囲まれている素晴らしい環境が日常的にそこにあるからであると感じました。大会の運営をとおして観戦させて頂き、サッカーに本当に大切なもの、人として大切なことを改めて教えられました。
ご参加頂きましたチームの選手、指導者の皆様。ご観戦頂きました保護者の皆様、大会を運営して下さった皆様、会場を提供して下さったグラウンド関係者の皆様、今回は貴重な経験をさせて頂き本当に有り難うございました。この経験を今後の活動に必ず生かしていきたいと考えております。